Tapjoy は、ユーザーにどこで、何を表示するかについて、柔軟な設定ができます。これは、プレイスメント(どこで)とコンテンツカード(何を)を指定できるようにする事で実現しています。
プレイスメントはTapjoy SDKを使用して実装する必要があります。コード内でこれをどのように行うかの詳細は、各プラットフォームのドキュメント内で確認できます。プレイスメントの名前はすべてのプラットフォーム内で再利用することができるため、特定のプラットフォームのプレイスメントを作成する必要はありません。
プレイスメントは、パブッリッシャー自身が決定し実装する必要があります。推奨されるプレイスメントは次の通りです:
プレイスメント | 内容 |
---|---|
Store | アプリの仮想通貨ストアでアプリ内購入(IAP)と共に設置 |
AppOpen | メインのアプリの読み込みが終わった後 |
InsufficientCurrency | ユーザーが仮想通貨不足で購入ができなかった際のオプションとして |
AbandonCurrency | ユーザーがアプリ内購入(IAP)を完了しなかった際のオプションとして |
Inbox | 受信箱に届いたカレンシーセールのメッセージから直接表示のため |
LevelComplete | レベルまたはイベントのクリア後 |
AppMessage | アプリ内のユーザーメッセージシステムから |
MainMenu | メインメニューのオプションとして |
アプリのコード内でプレイスメントを決定したら、以下の手順に従いダッシュボード上のプレイスメントに接続します:
続いて、プレイスメントを通じて広告を実際に受け取るには、コンテンツカードを作成する必要があります。
TapjoyにはデフォルトでAppLaunchプレイスメントがあります。このプレイスメントは、Tapjoy SDKの初期化が完了した直後に起動されますが、これはあなたのアプリの起動フェーズが完了する前に発生する場合があります。Tapjoy SDKがこのプレイスメントを呼び出すのを無効にすることはできませんが、TapjoyダッシュボードのAppLaunchプレイスメントに何もコンテンツを配置しないことで、何も実行させないようにできます。
コンテンツカードはTapjoyダッシュボードで管理されるため、コードの変更は必要ありません。手順についてはこちらを参照してください。コンテンツカードはプラットフォームに紐づくため、一つのプレイスメントにそれぞれのプラットフォーム用のコンテンツカードを追加する必要があります。
プレイスメントへのコンテンツリクエストが呼び出されると、Tapjoyはコンテンツカードのリストをチェックし、そのユーザーに適用される最初のコンテンツカードを表示します。これにより、特定のユーザーセグメントを対象としたコンテンツカードを設定し、彼らに適切なコンテンツを表示することができます。柔軟なユーザータグ、広告行動履歴ターゲティング、またはユーザーコホートを利用して、特定のユーザーグループをターゲットとして設定します。例えば、新しいユーザーにオファーを完了させやすく仮想通貨の単価レンジ設定をしたオファーウォールを、初回ユーザー向けに設定することができます。そのコンテンツカードの下に、休日の週末にすべてのユーザーを対象としたカレンシーセールのコンテンツカードを追加し、ゲーム内で同一のプレイスメント処理フローで表示仕分けることができます。
最も良く使われるコンテンツカードです。このコンテンツカードは、柔軟にカスタマイズ可能なオファーウォールを表示します。特定のユーザーやコホート、通貨をターゲットにして、ユーザーに表示される内容を最適化します。特定のコンテンツカードにカレンシーセールを適用して各ユーザーの広告体験をカスタマイズしたり、ユーザーにオファーウォールを表示する前に表示する、セールに関連するメッセージの追加も可能です。
ユーザーをオファーウォールやビデオコンテンツにリダイレクトする前に、カスタマイズ可能なアプリ内メッセージを使用して収益力の可能性を最大限に高めることが可能です。次に表示される広告ユニットについての情報や、そのユーザー向けのスペシャルセールアナウンスメントをオファーウォールへの導線となるポップアップメッセージで表示することができます。この機能では、内部のメッセージングシステムからディープリンクを処理するように開発チームに依頼する必要はありません。代わりに、既存のプレイスメントを使用して、同じクリエイティブを「Message to Earn」コンテンツカード内に直接設定します。アプリの更新は必要ありません。