ターゲティング

異なるユーザーに異なるインセンティブを提示して、オファーウォール戦略をレベルアップし、エンゲージメントを向上させましょう。Tapjoyでは、様々なターゲティング方法に対応しており、ユーザーセグメントの最適化をサポートします。以下はベストプラクティスの例です:

  • 新規コンバージョンユーザーに高いマルチプライヤーを提供 - 初めてコンバージョンするユーザーに対して、より高い仮想通貨のマルチプライヤーを付与して、最初のエンゲージメントを促進します。
  • 仮想通貨セール時の収益最大化 - セール期間中、通常のコンバージョンユーザーには2倍、新規コンバージョンユーザーには5倍のマルチプライヤーを適用して、収益ポテンシャルを最大化します。
  • アプリ起動にオファーウォールコンバージョンユーザーをターゲット - アプリ起動時の表示が煩わしいと感じさせることを避けるために、オファーウォールのコンバージョンユーザーに限定して表示します。

ターゲティングの設定は、コンテンツ作成ページの一番下にある「詳細設定」から行ってください。

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ターゲティング ディメンション

以下のターゲティングタイプは、ダッシュボードの外部での個別設定が必要です。各ターゲティングオプションの設定方法については説明をご覧ください。

種別 ターゲティングディメンション 説明
基本設定 SIMカードまたはユーザー端末のIPアドレスから取得される情報を元に、ユーザーの国に基づいてターゲティングします。
基本設定 言語 ユーザーの言語設定に基づいてターゲティングします。
コホート ユーザーレベル* アプリ内でのユーザーレベルに基づいてターゲティングします。ユーザーレベルターゲティングを有効にするには、ユーザー情報が正しく設定されている必要があります。詳細はこちらをご覧ください。
コホート タグ* 既に実装されているユーザータグに基づいて、選択したユーザーをターゲットにします。実装方法の詳細は以下をご覧ください。たとえば、「Event01」や「Event02」といった特定イベントに参加したユーザーにタグを付与し、タグ付きユーザーのみにコンテンツを表示したり、タグのないユーザーを対象に表示することが可能です。
セッション インストール日 オファーウォール SDKが初めてユーザー端末と接続された日付に基づいてターゲティングします。既存ユーザーに対しては、オファーウォールを含むバージョンにアップデート後にアプリを初めて起動した日付がインストール日として設定されます。そのため、オファーウォールを含むバージョンリリース以降の日付のみをターゲットにし、既存ユーザーはユーザータグで除外することを推奨します。
セッション アプリバージョン SDKが受け取ったアプリのバージョンに基づいてターゲティングします。
セッション OSバージョン SDKが受け取ったOSのバージョンに基づいてターゲティングします。
購入 (USD) 購入履歴 廃止されました。
購入 (USD) 最終の課金日時* ユーザーが最後に購入を行った日付に基づいてターゲティングします。この機能を有効にするには、該当情報を送信していることを確認してください。詳細は「trackPurchase」の項をご参照ください。
広告行動履歴 広告行動履歴 オファーウォールとのインタラクションに基づいてユーザーをターゲットします。各広告行動グループの定義については以下をご覧ください。

広告行動履歴ターゲティング

  • コンバージョン履歴有 - オファーを既に完了したユーザー。
  • 閲覧履歴有、コンバージョン履歴無 - オファーウォールを見たが、オファーを完了したことがないユーザー。
  • 閲覧履歴無 - オファーウォールを一度も見たことがないユーザー。
  • Never Converted On - オファーウォールで一度もコンバージョンしていないユーザー。"閲覧履歴無" および "閲覧履歴有、コンバージョン履歴無" の両方を含みます。

注意:

  • データは1日1回更新されます。本日広告を完了した非コンバージョンユーザーは、今晩のデータベース更新まで「非コンバージョンユーザー」として扱われます。
  • 広告行動はアプリごとに異なります。つまり、ユーザーの広告行動は他のアプリとは無関係です。

ユーザータグに関する詳細情報

1. タグ付けAPI

各ケースにおいて、"tag" は文字列です。ダッシュボードでの使いやすさを考慮し、タグは短くすることを推奨します。

A. iOS

[Tapjoy addUserTag:tag]; // タグを追加
[Tapjoy removeUserTag:tag]; // 現在のタグリストからタグを削除
[Tapjoy removeAllUserTags]; // すべてのタグを削除

B. Android

Tapjoy.addUserTag(tag); // タグを追加
Tapjoy.removeUserTag(tag); // 現在のタグリストからタグを削除
Tapjoy.clearUserTags(); // すべてのタグを削除

C. Unity

Tapjoy.AddUserTag(tag); // タグを追加
Tapjoy.RemoveUserTag(tag); // 現在のタグリストからタグを削除
Tapjoy.ClearUserTags(); // すべてのタグを削除

D. React Native

Tapjoy.addUserTag(''); // タグを追加
Tapjoy.removeUserTag(''); // 現在のタグリストからタグを削除
Tapjoy.clearUserTags(); // すべてのタグを削除

2. ユーザータグによるセグメントターゲティング

Tapjoyコンテンツをユーザーセグメントに対してターゲティングする際、タグによってユーザーを含めたり除外することが可能です。次のように行います:

  1. 「タグ」ターゲティングは、コンテンツ作成/編集画面の「コホート」タブ内にある「タグ」ボックスにあります。
  2. 複数のタグを入力できます。ENTERまたはTABキーで追加可能です。
  3. 「これらを除く」チェックボックスを使用することで、指定したタグを持つユーザーをセグメントから除外することができます。

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3. 注意事項

  • ユーザータグは大文字と小文字を区別します。"warrior" と "WARRIOR" は異なるタグです。
  • タグによるターゲティングは「いずれか一致」方式です:"tagA"、"tagB"、"tagC" を指定すると、これらのいずれかのタグを持つユーザーにコンテンツが表示されます。全てのタグを持っている必要はありません。同様に、「除外」を選択した場合は、"tagA"、"tagB"、"tagC"のいずれかのタグを持っていればセグメントの対象外になり、すべてのタグにあてはまる必要はありません。
  • ユーザータグによるターゲティングは、Tapjoy Monetize コンテンツにのみ対応しています。プッシュ通知では使用できません。
  • 一度に保持できるタグは端末ごとに200個までです。200個を超えると、既存のタグのいずれかがランダムに削除されます。
  • ターゲティングは「端末レベル」で行われます。アプリをアンインストールするとタグ情報も削除されます。
  • ユーザータグを使用したセグメントを保存しても、そのセグメントはプッシュ通知のターゲティングには使用できません。