広告行動履歴ターゲティング
1. ユーザーの広告行動履歴に基づいてコンテンツをターゲティングする
状況により、パブリッシャーは広告を表示する事でユーザーが数十万ある他のアプリへ流れていってしまう可能性が不安になる場合もあるでしょう。この新機能では、ユーザーの広告への反応に基づいて、パブリッシャーが広告を受容しやすいユーザーには広告を見せたり、広告に反応しないユーザーにカレンシーセールを表示するといった事ができるようになります。
2. ターゲティングの流れ
パブリッシャーがコンテンツを作成する時に、ユーザーのターゲティングとして"コンバーション履歴有"、"閲覧履歴有、コンバージョン履歴無"、広告や特定の広告種別(オファーウォール、動画、インタースティシャル)の"閲覧履歴なし"、を指定できます。
コンテンツをターゲティングする時に、希望する条件を設定できます:
広告行動履歴ターゲティングはプッシュ通知やPush to Earnを含むすべてのコンテンツ種別に設定可能です。
3. よくあるユースケース
- 広告のコンバージョン履歴がないユーザーに還元率を上げる事により広告を完了するように動機付けを強化します。
- オファーウォールはコンバージョン率は低いもののずっと多くの収入があります。カレンシーセルの期間中、オファーウォールをよく使うユーザーには通常の2倍のリワード設定としますが、可能性のあるレベニューを最大化するためにオファーウォールでのコンバージョン履歴がないユーザーには5倍に設定します。
- アプリ内の通常とは別の場所で広告を表示します。例えば、AppLaunchは押しつけがましいと思われがちなプレイスメントですが、広告をよく見て動画広告でコンバージョンするユーザーには動画広告を試してみる事もできます。
- アプリの起動時にオファーウォールを表示しようとした場合、押しつけがましいと思われるかもしれません。このため、オファーウォールのコンバージョン履歴があるユーザーのみに制限します。
4. 制限事項
- SDK 11.x 以降が必要です。この機能は最新のSDKは必要ありませんが、ターゲティングの全機能を使うにはSDK 11.x以降が必要です。
- 行動履歴ターゲティングは2016年5月8日移行のユーザーの行動に基づきます。例えば、ユーザーが2016年5月7日にコンバージョンをし、それ以降にコンバージョンをしていない場合、コンバージョン履歴無しのユーザーとして扱われます。
- データは1日毎に交信されます。コンバージョン履歴無しのユーザーがコンバージョンした場合、システムがコンバージョン有りのユーザーと認識するのはデータベースが更新される翌日になります。
- 広告行動履歴はアプリ単位の情報になります。他のアプリでの行動とは別の扱いとなります。
- メディエーションネットワークでの広告行動履歴は保存していません。このため、これらのネットワークでのユーザーの行動履歴はターゲティングに使用できません。