オファーウォールとメディエーションの併用

1. 概要

メディエーションを使ってTapjoy動画を使いつつ、Tapjoyのもつ他の機能(オファーウォールなど)を使う事も可能です。

多くの場合、Tapjoyフレームワークをクラスにインポートでき、Tapjoy APIに直接アクセスできるようになります。その後、通常の実装手順に従ってオファーウォールを含むプレイスメントをロードし、表示できます。

いくつかのメディエーション パートナーはTapjoy SDKをアダプタの中に含むようにしており、Tapjoy APIに直接アクセスできなくなっています。こうした場合は下記の手順を行えばオファーウォールを使えるようになります。また、ネットワーク別の実装を行う場合の注意点がいくつかあります。

2. ネットワーク別手順

メディエーションパートナーのSDKはTapjoy SDKを初期化しない場合があります

Tapjoyがメディエーションパートナーのダッシュボードのウォーターフォールで下位にいたりOffになっていると、メディエーションSDKはTapjoy connectを呼ばない場合があります。Tapjoy機能を使う前に、Tapjoy SDKのconnect処理が終了しているかを確認するようにして下さい。これは、Tapjoy.isConnected で確認できます。connect処理が行われない場合は、connectを自身のコードで呼び出すようにして下さい。

パブリッシャー User ID はメディエーション SDKに設定する値とTapjoy SDKのconnect後に設定する値と同じものを設定するようにして下さい。自社管理仮想通貨を使う場合だけでなく、Tapjoy管理仮想通貨を使う場合でも、User IDを設定する場合は双方に同じUser IDを設定する必要があります。

A. Digital Turbine

Digital Turbine ダッシュボードの設定

Digital TurbineのダッシュボードにはHybrid Interstitial Controls設定があります。この値は Tapjoy インタースティシャルを正しく動かすには OFF にしておく必要があります。この値が ON になると、インタースティシャルにTapjoyが使われなくなります。

3. Unityを使う場合の手順

アプリをUnity出開発する場合、Tapjoy SDKのAPIにUnityコードからアクセスするためには追加の手順が必要になります。

A. メディエーション パートナーでの設定

ご利用のメディエーションパートナーの手順に従って、メディエーションSDKとTapjoy用のアダプターを設定します。(これにより、各プラットフォームのネイティブ環境用のTapjoy SDKが組み込まれます)

B. Tapjoy Unity Plugin

Tapjoy SDK APIにUnityからアクセスするには、Tapjoy Unity Plugin に含まれる、各プラットフォームネイティブSDKへのブリッジングコードを使用する必要があります。

Tapjoy Unity Plugin は外部の依存性管理ツールを利用してTapjoy iOS SDKのコピーをインストールし、また Tapjoy Android SDKを含んでいます。メディエーションSDKおよびTapjoyアダプタの組み込みですでにTapjoy SDKが含まれているため、これらを再度取り込まないようにする必要があります。

  1. Tapjoy Unity Plugin をインポートとして選択します (Assets > Import Package > Custom Package)

  2. SDK v12.8.0 をご使用の場合 tapjoyconnectlibrary.jar のチェックを外します。

  3. SDK v12.8.0 をご使用の場合 /Assets/Tapjoy/EditorTJPluginDependencies ファイルを削除します。

  4. SDK v12.8.1 以降をご使用の場合 /Assets/Tapjoy/EditorTJPluginDependencies ファイルを以下のように修正します:

<dependencies>
<androidPackages>
    <repositories>
      <repository>https://sdk.tapjoy.com</repository>
    </repositories>
    <androidPackage spec="com.tapjoy:tapjoy-android-unitybridge:12.8.1@aar"/>
  </androidPackages>
</dependencies>

この変更によりTapjoyがCocoapodsからTapjoy SDKをダウンロードしないようになります。また、これによりTapjoy AndroidのブリッジコードのみをMavenから取得するようになり、SDK全体は取得しません。ご利用になるメディエーションがTapjoy SDKのコピーを取得するため、この変更によって複数のSDKがコピーされる事態を防止します。

Tapjoy SDK < 12.8.0

Tapjoy SDK 12.8.0 より昔のSDKを使用している場合、外部の依存性管理ツールを使用していないため手順が多少異なります。古いバージョンではTapjoy Unity Plugin にiOSとAndroid SDKの双方が含まれています。

  1. Tapjoy Unity Plugin をインポートとして選択します (Assets > Import Package > Custom Package)

  2. インポートリストの tapjoyconnectlibrary.jar および Tapjoy.framework のチェックを外します。