PPEを実装する

1. はじめに

Pay Per Engagement (PPA、PPE、およびCPEとも呼ばれます)はアプリのより深いエンゲージメントへと誘導する広告です。通常、広告主はインストールに対して費用を払いますが、ユーザーの中にはインストールの後にすぐ使わなくなったり、残ったユーザーでもゲームプレイに疲れて遊ばなくなる者もいます。Pay Per Engagementの背後にあるアイデアは、広告主がアプリ内でユーザーのエンゲージメントを再活性化させたり、インストール後に離れたユーザーをより深いエンゲージメントへと導いて行けるようにしよう、というものです。

Pay-Per-Action は広告主がユーザーへ下記のような動機付けを提示します:

  • ゲームのLevel 1を攻略
  • チュートリアルを完了
  • アプリへ登録
  • なんらかの機能の完了(例: 探索を完了、本の一章分を読了、など)

タップジョイは二種類のアクション・キャンペーンをサポートします:

  1. Pay Per Install + Action – 新規のユーザーに、アプリのインストール、および広告主の指定するアクション(チュートリアルを完了、等)を行うように求めるキャンペーンです。最小bid単価は$0.20です。"prerequisite (事前要件)" は "None(なし)" に設定します(この設定を行うにはTapjoyの担当またはsupport@tapjoy.comへご連絡ください)
  2. Tapjoy Reconnect – インストール済みユーザーに対してアプリの再使用と広告主の指定するアクション(デイリーガチゃを回す、等)を行うように求めるキャンペーンです。最小bid単価は$0.10です。"prerequisite (事前要件)" は戻ってきて欲しいユーザーが対象になるように設定します。注:Tapjoyはプロトコルハンドラーをランディングページへ設定可能ですので、ユーザーをアプリへ直接誘導できます(この機能を使用するにはTapjoyの担当またはsupport@tapjoy.comへご連絡ください)。プロトコルハンドラーの使用はオプションですが、強く推奨されます。プロトコルハンドラーがない場合、ユーザーはアプリを手動で起動する必要があります。

アクション作成のガイドライン

  • 支払いが必要なアクションの指定は禁止されています。
  • すべてのアクションは3分以内に完了可能なものにして下さい。
  • アクションの名前にアプリの名前を含めなければなりません。
  • アクションを有効にする前にTapjoyサポートチームによる審査が必要です。

アクションを作成する場合、アクションを完了するのに必要な手順を含めているか確認して下さい。Tapjoyの広告では通常、ステップ番号がついていて、ユーザーが仮想通貨を得るにはどのような手順を踏めば良いのかが明確に書いてあります。加えて、アクションの名前にアプリ名が含まれるようにして下さい。アクション名はユーザーが最初に目にするものだからです。

コスト

アクションの完了率を上げるためには、アクションが複雑になるにつれてより高いbidを指定するようにお勧めします。インストールとエンゲージメントを組み合わせる場合、Tapjoyの担当へご連絡ください。複雑性は通常次の3種類に分類できます:

  1. 簡単 – これは1分以内で完了するようなアクションです。"e-mailアドレスを登録"、"チェックイン"、"自分のアバターを選択" など。
  2. 中程度 – これは多少の時間(1-2分程度)がかかるアクションです。"名前、住所、電話番号等を登録"、"ブックリストを作成"、"チュートリアルを完了"、"プロフィールを作成" など。
  3. 難しい – これはある程度の時間(2-3分)がかかるアクションです。 "レベル 6をクリア″、"ショッピングカートにアイテムを追加"、"友達3人をゲームへ招待" など。

アクションが難しくなるにつれ、アクション単価は増加します。これは、Tapjoyのシステムがインセンティブを中心としたモデルで、bidの値がユーザーがアクションを完了したくなるかに直接影響を与えるためです。bidの適切な値についてのご相談はTapjoyの担当またはsupport@tapjoy.comへご連絡ください。

ダッシュボードの設定

  1. Tapjoyダッシュボードの"Pay Per Engagement"タブからアクションを作成します。Engagement名にアプリの名前を含めるようにして下さい(例: ○「TapOutでレベル3を完了」、×「レベル3を完了」)。
  2. Tapjoyの担当へご連絡頂き、アクションの内容が適切の確認を行って下さい。

2. Integration

下記の手順に加え、Tapjoy Connectの呼び出し(Tapjoyの初期化)を実装しておく必要があります。クイックスタート ガイドを参照して初期化のステップを実装しておいて下さい。

PPEを実装するには、次を完了する必要があります:

  1. 指定したアクションが完了した箇所に、以下のコードを追加します::
Tapjoy.actionComplete("EngagementID");
  1. "EngagementID"の値はTapjoyの担当へ請求頂くか、support@tapjoy.com へご連絡ください。
  2. SDKが正しくデータを送るか確認します。デベロッパはTapjoyのご担当または support@tapjoy.com へ確認作業を行うようご連絡ください。
  3. 実装したアプリをストアへ公開します。